粘土団子

それは、初代園主であり伝道師 福岡正信が創造した
自然を解り自然に抱かれしカタチ

粘土団子は、未来
未来は、心の奥に宿り
心は、夕凪(ゆうなぎ)とともに、土に還る。

粘土団子、seed pellets、
私たちを紐解く上で、
キーワードになるフィロソフィー。

福岡正信が自然を解り、語り、
そして実践するために世界を歴訪。
粘土状の団子の中に
出来るだけたくさんの植物の
種子を混ぜ込み、
乾燥させ、そして大地に放つ。

時折顔を見せる糸雨が、
粘土団子の表面を撫で、
その中から自然に選ばれし種子が
次の生命を宿しながら
新芽が明日を刻む。

アジアのノーベル賞と言われる
マグサイサイ賞を受賞する
きっかけになった粘土団子は、
人知が語るには難解な自然の一端であり、
自然のみが「循環」を解る無限の小宇宙。

粘土団子の作り方

  1. 01 種子を混ぜる
    出来るだけたくさんの種類の種子を混ぜます。いのちを支える食用作物だけでなく、森の樹々を創る種子など数十種類を使用します。もちろん種子に限りがある場合には、その手にある種子からスタートしてください。
  2. 02 土を捏ねる
    粘土と土を少量の水を少しずつ加えながら、混ぜ合わせます。乾燥によりひび割れが起きないように、しっかり捏(こ)ねてください。
  3. 03 団子状に
    種子が団子から露出しないように混ぜ込んでください。外部に露出することで、鳥達の嬉しいデザートになってしまいますから。形は、決して球状である必要はありません。細長いものや平べったいものがあっても良いです。なぜなら、不揃いが自然ですから。
  4. 04 乾燥
    完成まであともう少し。しっかり乾燥させることで、様々な環境下に耐えうる粘土団子が完成します。慌てず、ゆっくり時間をかけてください。
  5. 05 荒野へ
    粘土団子は、撒く場所を選びません。あるものは、動物の餌となり、そしてあるものは、何も変化がないかもしれません。ただその自然の中で、深く共鳴する種子のみが大地に根を張り、いのちの息吹を抱きます。

粘土団子の作り方を動画でご紹介

How to make seed pellets

福岡正信自然農園が考える
粘土団子の考え方・作り方を
ご紹介します