
- 徒然日記
園主 便り|恒例の餅つき、ペッタンペッタン!
昔は、近所のどの家でも正月餅を作っていました。ただ40~50年前にはすでに、家庭用餅つき機の普及で、杵と臼で餅をつく家庭はほとんどなかったように思います。



そんななかでも、青年たち(当時の研修生)が多く居る農園では、杵と臼を使用する昔の情景がそのままにあったのを思い出します。「もち米を作っている」「一般家庭よりもち米にゆとりがある」「餅つきを喜ぶ青年たちがいる」などの家庭では、餅つきをする機会が多かったように感じます。



しばらくして、正信がもち米栽培を止め、親戚からもち米を買うようになり、臼が傷んできて福岡家も餅つき機を購入したので、イベント的な要素が薄れた時期もありました。ただその後20年程前からハッピーヒルのもち米栽培を再開し、もち米にゆとりがある年には、自然と年に2回ほどの賑やかな餅つきをするようになって、農園のちょっとした楽しいイベントが戻ってきたのです。

農園のみんなで米を育て、みんなで笑いながら掛け声をかけあい、「ペッタンペッタン」と餅をつく。そして仲間たちと食べて喜ぶ。これからもつづけていきたいと思える行事になっています。
福岡大樹