農園だより 2020年創刊号
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農園だより 2020年創刊号

米づくりが、はじまりました。

 

毎年5月28日は、米づくりのはじまりの日です。農園の田んぼは、地域のみなさんと守ってきた田園地帯にあります。上方から順番に水を張っていくため、はじまりの日は割り当てられて

いるのです。初夏の香りが漂う6月、家族と研修生で苗を植えました。苗は、味わいと強さのバランスを考えたヒノヒカリとアキタコマチ、正信が作った「ハッピーヒル」(直訳で「福岡」)など、4種類。田んぼの広さは、多くの農家さんに比べて狭いです。作物を見守り、手をかけ過ぎず、自然の力で育てる私たちにとって、特に注意を払うのが米づくり。例えば、虫が発生すれば周りに迷惑をかけてはいけないため、最大の気配りが必要です。そうして秋、収穫した稲は、「はざかけ」して天日干しに。その手間を考えると、いまの広さが限界かもしれません。

私たちと自然が育てた〝成りもの〟を待ってくれる全国の食卓へ、無事に届けることができるように願いながら、今年も丁寧に田んぼに寄り添っていきたいです。

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