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農園だより 2020年12月号

米から麦へ。二毛作で育むいのちのリレー。

 

11月、一面に敷き詰めた稲ワラのすき間から、麦が芽吹きはじめます。生き物の躍動が落ち着いたように感じる晩秋、青一面の草原のような風景が広がります。当園では、米と麦の二毛作をしています。品種は、ここ愛媛県が生産量日本一の「はだか麦」。10月半ば、稲刈りを終えた田んぼに種をまきます。その直後、脱穀を終えている稲ワラを、手作業で敷きつめるのは“当園ならでは”の農仕事。自然界のものはできるだけ畑から持ち出さないこと。初代・正信の、そんな考えから生まれた独自の農法なのです。稲ワラが、種を食べる鳥たちや、新芽に吹き付ける風などから麦を守ってくれる役割もあります。麦は、稲ワラに守られながら半年以上かけてゆっくりと成長。収穫を迎えるころには、稲ワラは土に還っています。1日がかりの“稲ワラ敷き”は、百姓として心が満ちる、かけがえのないひと手間なのだと感じています。

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