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農園だより 2021年2月号

収穫月ごとのちがいが愉しい甘夏の話。

 

たくさんの柑橘を育てている当園では、2月から甘夏、グレープフルーツ、八朔などの“大ぶり柑橘”の収穫が始まります。根強い人気のある甘夏は、“夏”とつくのに収穫は2月。以前は1、2月に収穫して冷蔵庫で保管し、春から夏にかけて出荷していたのですが、冬の寒さが落ち着いてきた近年では、樹上で完熟させたものを2月から順次、収穫してお届するようになりました。2月は酸味がしっかり。3月は酸味が落ち着き、甘みと酸味のバランスがいい塩梅に。その後は酸味がなくなっていきます。収穫する月で味わいが変わるのです。糖度だけが一人歩きする現代のおいしさの物差し。もっと多様であれば、食の豊かさ、農の豊かさにもつながってくると思うのです。ワインのように、その年の気候や風土で味の違いを楽しむように、その年の味わいはもちろん、収穫月の違いもぜひ感じてみてくださいね。

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