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農園だより 2021年7月号

自然農法で大切な、いのちの循環がもたらす初夏の風景です。

 

今年の夏のはじめ、当園の畑でめずらしい風景に出会いました。人の背丈を超えるほどに成長した、一面のニンジンの花畑です。とはいえ、ニンジンを育てているのではなく、甘夏の苗木を育てています。植樹して数年間は木と木の間にホウレンソウ、小松菜、大根、ニンジン、水菜など、いろんな種類の種をまきます。食べる用はほんのちょっとで、植物が育つことで小さな虫や微生物が育まれ柑橘が育つための土を柔らかくしてくれるのです。苗木だけでは土はむき出しになり、紫外線が直接あたって土の力が弱ってしまいます。植物を育てるのは、“いのちの循環”にもつながります。畑で採れた植物の種をまき、育て、土に還す。また翌年、前年の種をまく。そうしていのちを循環させることは自然農法の基礎なのです。どの植物が大きく育つかは毎年、少しずつ変わるのですが、今回ニンジンばかりが大きく成長したのはめずらしいこと。まだまだわからないことだらけですね。だからこそ、この仕事はおもしろいと感じます。

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