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農園だより 2021年8月号

ありのままの生態系を、受け入れていきたい。

 

夏になると、当園の一帯にはうつくしい青が描く田園風景が広がります。ぼくが好きな風景です。風景に近づき目を凝らすと、たくさんの虫たちが生きる場所であることがわかります。農薬や化学肥料をつかわない田んぼは、目に見えない微生物や、タガメ、オタマジャクシ、エビ、クモ、ゲンゴロウなどなど、ゆたかな生態系が息づいています。苗を植えてから虫の種類が入れ替わるスピードにも毎年、驚かされます。生息する虫の種類も年々変わり、“やっかいもの”扱いされる虫がどこからかやってきて増えたりしますが、生態系はコントロールできない変化するもの。こちらの都合で、何かの種を排除して生態系を固定しようとするのはおこがましい気がします。もちろん、作物の育ちにとって問題になるものは、百姓の努めとして対策を取らなくてはならないのですが、地球の奇跡のような虫の楽園をできる限り受け入れて、できあがる作物をうつくしい風景ごと届けていきたいです。

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