農園だより 2022年2月号
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農園だより 2022年2月号

柑橘をいつでもおいしく味わっていただくために

 

農園の作物の多くは柑橘で、今季の収穫がどんどん進んでいます。

自然の恵みをいっぱいに受けて育った柑橘は、デコボコしたものやゴツゴツしたものなどもありますが、どれも生命力あふれる力強いものばかりです。

自然農法で農作物を育てている私たちの農園では、その年の気候などによって収穫量が大きく変動します。昨年の今ごろは寒波で果実がたくさん樹から落ちてしまいましたが、その後の季節の移り変わりの中で、日射量はまれにみる良好となり、雨が欲しくなったお盆ごろにはまとまって雨が降ったりと天候的にとても良く、秋の到来もいつもより早めとなりました。ただ寒波に遭った樹は弱ってしまったものもあり、実をならさず思い切って伐採したものもあります。また、ベルガモットのように樹の弱り具合を見計らい休息のためにいつもより収穫を早めた品種もあります。

収穫が進んでいる柑橘のうち、ジュース用にできるほどの収量がある甘夏、レモンの搾汁時期を迎えました。グレープフルーツは5月ごろに絞りますが、国産果実の流通量がとても少なくそれをそのまま絞ったジュースはとても珍しいです。今季は樹々が大きく成長してたくさんの果実を収穫できた伊予柑もジュースにしてお届けする予定です。

当園のジュース・果汁はストレート果汁で製造しています。その名の通り、果実を搾った果汁をそのまま瓶に詰めたものです。搾ってから瓶詰めまでの加工の工程で添加物は一切使用していません。ベルト式搾汁機にて果実を丸ごと搾り、ろ過機で二段階ろ過して作っています。手を加えていないため、「澱(おり)」と呼ばれるその柑橘由来の成分が沈殿している場合がありますが、瓶を開ける前によく振って澱と一緒に飲んでいただけます。

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