
- 農園だよりバックナンバー
農園だより 2022年4月号
私たちの想いと春夏秋冬
私たちは、農作物を通じて日々自然と向き合っています。またそれは、農作物・農園を取り巻く樹々・そこで働く人たち・そして皆さまの命と向き合う時間でもあります。
祖父・正信、父・雅人、私へと時代が移り変わってもいつも大切にしているのは、地球環境についての普遍的なテーマを農業というフィルターを通じて、「日々学び、伝える」ことです。
日常の他愛のない話や行動は、とても大切です。
平静の中で俯瞰を大切にし、自然に身を委ねながら、自然の意味を紐解く。
何気ない風景・日常に垣間見える小さくて大きな自然を知るきっかけとなります。
今年も甘夏のハイシーズンを迎えました。
ただこれも終わりの始まりで、来年にはまたあらたな表情で私たちを迎えてくれます。
たわわに実った甘夏は、あらたな循環。
そういえば、アメリカ・ジョージア州のとある州立図書館から登壇の依頼がきました。
もちろん、実際に訪米するのではなくオンラインによるものです。
それは、福岡家が紡ぐ自然農法を通じて、私たちが「何を考え、何を想うのか」を知りたいという内容でした。
春は、麗しい桜に心が躍り
夏には、元気いっぱいの虫たちが戯れ
たわわに実ったお米の息吹が聞こえる秋
そして冬は、柑橘のリズムが愛おしい。
あいもかわらず動植物たちの表情を楽しみながら、私たちの今日はいつも通りマイペースです。