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農園だより 2023春号
農園は春まっさかりです。
優しい温かい日差しを感じる事が多くなったとはいえ、
まだ朝晩は肌寒さの残る季節ですね。
今年は平年と比べずいぶん早い段階で桜が開花しました。
福岡家でも少し早い時期の3月26日にお花見を行いました。
あいにくの雨模様だったのが少し残念でしたが、
雨色のグレーな空に薄いピンクの桜模様が
描かれるのも悪くない景色でした。
たくさんの人たちと他愛ない話。
収穫がピークを迎える農園で、
笑顔があふれる小休止のひとときを過ごしました。
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そして今年も甘夏のハイシーズンを迎えています。
土や地球にやさしい農業を目指している当園では、農薬・化学肥料を使用せず大切に作物を育てています。
みずみずしい果実を得るためには長く木に成ったままが良いのですが、
そうすると木の体力が落ち次年度の収穫に影響が出ます。
元気な木の方が病害虫にも強く育てやすいのですが、美味しい果実を実らせたいという想いがある中、
たわわに実った果実の収穫時期を見極めています。
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そんな今季の甘夏たちは、1月末の寒波による冷害の被害に少し遭いながらも、
頑張って暖かくなる時期まで寒さに耐えしのんだ勇者たちです。
ただ、果実の一部に果肉が凍結し膨張により内部の粒が割れ、
その部分の水分が抜けた状態となるものが含まれる場合があります。
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同じ樹に実っているにもかかわらず、困ったことに外見では見分けがつきません。
「これも自然の摂理」と今年も実をつけてくれた甘夏を無駄にせず、農業を応援してくださる
“もったいない”に共感してくださる方、私たちの想いを理解してくださる皆様にお届けできればと思います。
予期せぬことが起き、想い通りにならないこともしばしば。
まだまだ学びある世界で私たちは、
農作物を通じて日々自然と向き合っています。
これからも精進して行きたいと思いますので
温かいまなざしで見守っていただければ幸いです。