- 農園だよりバックナンバー
農園だより 2023夏号
青々とした木々や葉が美しい、生命力を感じる風景
雨催い、 葉緑色にいろづく頃
田んぼに植えられた苗が恵の雨を受けて佇む風景が見られます。
6月中頃には、みんなで協力し合い田植え作業を終えます。
木に成る柑橘の収穫とは違い、腰をかがめての作業はなかなか大変で機械を使用する事もありますが、細かいところは手仕事です。畑を上手に有効活用できるようお米の反対の季節は二毛作で、はだか麦を栽培しています。
5月頃にはだか麦の収穫をすると、田植えに向けて畑に残った藁処理から作業が始まります。
半分はスイカやかぼちゃのお布団用に保管。もう半分は切って刻んで土と 混ぜこみ耕し、田んぼ全面に水を敷いて代掻き作業をします。半月ほどかけて丁寧に作業したのち、キレイになった水面に心を込めて苗を植えて行きます。
「どうか、たわわに実った美味しいお米が出来ますように」
昨今小麦製品の普及や食習慣の変化に伴い、米離れが進み農家にとっては心苦しい想いもあります。
日々、百姓として「農」と向き合い、動植物やそれを取り巻く環境との関わり合いを大切にしている私たちは、 古くから日本の主食として在る、お米という文化にも向き合い考え、私たちに出来る事を日々実践していく想いでお米作りを続けています。
安心して食べられる美味しいお米が皆様のもとに届くことを願うばかりです。 そして農園の樹々たちは青々と葉を茂り元気に成長しています。
そんな姿を見守っていると、こちらまで元気をもらえるようで自然との対話を楽しんでいます。