- 農園だよりバックナンバー
農園だより 2023冬号
柑橘の本格シーズン
今年も柑橘のシーズンを迎えています。
当園では30種類以上もお柑橘を育てており、秋から春にかけてリレーのように次から次に旬を迎えます。
甘味のあるもの、酸味が強いもの、バランスの良い味のもの、食べ応えがあるものなど個性はさまざまです。
これだけたくさんの品種を育てている農園はなかなかありません。
品種や樹々によって作業が違い、丁寧に時間をかけ育てても収穫量が少ないものもあり、リスクや労力が伴います。
出来る限り自然に寄り添い農薬は化学肥料を使用せず、「自然の力」「果実の力」が最大限発揮できるよう、日々、作物と対話する試行錯誤の連続です。
どんな味に仕上がるだろうかと、好奇心や期待に胸をふくらませて、実る柑橘に目を向けます。
正信が残した柑橘畑を、守る毎日が続きます。
今季は夏の雨が少なく、どの作物も水管理や摘果作業がより慎重になりました。
干ばつの影響で、全体的に収穫量が少なくなったものの、味の濃い柑橘が実る印象です。
その年ごとで感じられる自然の味わいを楽しんでいただけたら幸いです。
これから春ごろまで。まだまだ収穫は続きます。
自然の恵みを受けて育った果物は、大きさが不揃いだったり、ゴツゴツしていたりと、どれも生命力あふれるものばかりです。
今季もフレッシュなままお届けするほか、そのまま丸ごと搾ったストレートジュースや、皮と果実に付着する自然酵母の働きだけて醸造した果実酒、マーマレードなどの加工品い姿を変え、みなさまにご案内いたします。