ちょっと一服│農園から 椎茸のお話
  • 徒然日記

ちょっと一服│農園から 椎茸のお話

最近、暑かったり寒かったりとなんだか安定しないお天気ですが、

4月も終わりに近づくとさすがに椎茸達が顔をあまり出さなくなってきました。

 

椎茸の収穫のピークは10月から3月頃まで。

 

4月頃から天気によって出てきたり引きこもったりを繰り返すようになります。

山の中を歩いていると、椎茸以外にも、見たことのないような不思議なきのこも沢山見かけます。

 

そんな『きのこ』達が実はこの地球上を潤すのに

とても大事な役割を担っているのではないかと近年言われているそうです。

雨はチリやホコリを核にして水分を含み雨粒となるのですが、

その核に『きのこ』の胞子が沢山含まれているようなのです。

『きのこ』達の胞子は森から何万何億も天高く飛ばされ、雨粒となり、そして雨が降ります。

 

雨が降るから『きのこ』が生える、

『きのこ』が生えるから雨が降る………。

(まるで卵が先か、にわとりが先か…のようでが)

 

こんな風に自然の生態を知れば知るほど、

私たちがどれ程の物にあらゆる形で生かされているのだなと思わされます。

 

5月に入れば、椎茸の菌たちはすっかり原木の中に息をひそめて眠りにつきます。

夏の間はゆっくり休んでもらって、秋に美味しく元気な顔をだして、

また沢山の胞子を飛ばしてくれるのを待ちたいと思います。

ちょっと一服│農園から 椎茸のお話

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