- 農園だよりバックナンバー
農園だより 2023秋号
香りを感じる季節へ
今年はとても暑い夏になりましたね。
残暑も厳しい年となりましたが、毎年9月下旬を過ぎると一転して涼しくなります。
昼夜の寒暖差が大きいと、おいしい果物が育つと言われています。 そんな農園に、時折涼しい風が吹くころ、お米の収穫がはじまります。
五月初旬から始まるお米栽培の準備。
育苗をし、梅雨の合間に始まる田植え。水管理や草ひきなど日々のお手入れを経てようやく、収穫時期を迎えます。
一粒一粒がふっくらと、たわわに実ったお米。
丁寧に、みんなで協力して年に1度の大仕事をします。
刈り取り後は、はざかけをして天日乾燥します。
茎に残った旨味を、お米にギュッと行き渡らせ完熟させるためです。
風に揺られる藁からは、お日様と、どこか素朴で力強い香りを感じます。
今年も少しずつ“秋から冬にかけての味覚”の予感が
秋からの収穫にレモンをはじめ、キウイレッドやライムなどがあります。 柑橘以外にも、研修生が手掛ける野菜たちがあります。自然を解り、農と向き合うために、少しずつさまざまな作物を育てています。
サツマイモは、つるを挿せば節から根が伸びて育ち、苗として増やしやすく、育つ土地を選ばないため農家にとっては嬉しい作物です。
今年も研修生が自分たちで考え、大きな芋に育つよう9月の中頃より作付け予定をしています。
栗や銀杏、今年は柿の収穫の声も聞こえてきそうです。