たっぷりの果汁と甘みをもつ、アイカ

アイカは愛媛県のオリジナル品種。南香と天草を掛け合わせて誕生した品種で、正式名称は「愛媛果試第28号」といいます。アイカは皮が薄いため果実が多く、酸味は少なくたっぷりの果汁と甘みが味わえ、爽やかな香りはやみつきになってしまう美味しさです。

甘い柑橘は動物にも大人気で、樹の上部は鳥に、下部はハクビシンやアナグマに狙われやすいので、食べられてしまう前に収穫を終えられるよう、収穫時期の見極めも大切な柑橘です。

オレンジとみかんの良いとこどりを味わう、ハレヒメ

ハレヒメは清見オレンジを含むオレンジとうんしゅうみかんを掛け合わせて生まれた品種です。

オレンジならではのしっかりとした甘みと香りに加えて、うんしゅうみかん特有の果実の柔らかさや皮の薄さを引き継いだ柑橘で、まさに”オレンジとみかんの良いとこどり”を味わえます。「ハレヒメ」という名前は夏から秋に晴天が続くことで甘くて香り高い果実になることに由来しており、漢字だと「晴れ姫」になるそうです。

昔ながらの味わい！と人気の、うんしゅうみかん

瀬戸内の温暖な環境で、太陽の恵みをいっぱいに浴びて育ったうんしゅうみかん。

日本で「みかん」といえば、うんしゅうみかんのことを指すのが一般的です。
ほどよく酸味があり、さわやかな甘みを感じる当園のうんしゅうみかんは、「酸味のこもっている昔ながらの懐かしい本来の味がする」とご好評いただいています。

温暖な気候と長い日照時間、瀬戸内海からの海風をたっぷりと浴びてミネラルを含んだ土壌が、しっかりとした味のみかんを育てます。

日当たりの良さや、山の形状による土質、その年の気候などによって、味が違うのも自然の恵みを感じるひと時です。

ストレートと濃縮還元の違い、ご存知ですか？

100％果汁は、ストレートのものと濃縮還元のもの、2種類に大別されます。
濃縮還元とは、搾った果汁に熱を加えて水分を飛ばし、4〜6倍程度まで濃縮して冷凍保存しておき、製品にするときに水を加えて元の濃度に戻すという方法です。保管や運搬面の利点がある反面、どうしても香りがとんでしまうため、香料や糖分が加えられていることもあります。
いっぽう、ストレート果汁はその名の通り、果実を搾った果汁をそのまま瓶に詰めたものです。搾ってから瓶詰めまでの加工の工程で、添加物は一切使用していません。当園の果汁は、ベルト式搾汁機にて果実を丸ごと搾り、ろ過機で二段階ろ過して作っています。