”原木しいたけ”は、全体のたった1割未満

しいたけには、菌床しいたけと原木しいたけの2種類があります。前者は、菌床栽培と言われる温度や湿度が管理された室内で栽培します。非常に効率的な生産が可能で、私たちの食卓に何不自由なくしいたけを楽しむことができるのも、この栽培方法のお陰です。原木しいたけは、ホダギと言われるしいたけ菌を植え付ける原木を使用ながら、屋外で自然栽培します。室内とは異なり、重労働と長期間の作業場ともなう為、全体の流通量も菌床しいたけに比べてたった1割未満です。

ではなぜ、原木しいたけが重宝されるかというと、自然環境に順応したサスティナブルな栽培方法というだけでなく、食味・香り、食感が豊かだからです。深々とした時間を刻みながら多様性に富んだ環境は、健やかに原木しいたけを育みます。もちろん、自然に抱かれし環境のため、その年の気候に大きく左右される側面があることも否めません。

自然の恵みをギュッと濃縮！

収穫された原木しいたけを、天日干しで仕上げています。天気が良い日を見計らって、さんさんと陽光を受けると栄養価もぐっと上がります。そんな乾燥したしいたけを、すぐに使用できるパウダー状に加工しました。

ご利用方法は、いろいろ

乾燥しいたけは、水で戻してから調理するまでに時間が必要です。忙しさの中で下処理をする時間を持てない方に、お薦めなのがパウダー状のしいたけです。調理の際、サッと振りかけるだけで素材の旨みを引き出し、栄養も取れて一石二鳥！

【おすすめの使い方】

・煮物調理の加熱前に加えて

・いつものマヨネーズに混ぜて、野菜スティックとともに

・お好み焼きやたこ焼きの下味として

・餃子やつくね作りに

・焼き魚に振りかけて

大自然に育まれた当園の原木乾しいたけは、味わい深い絶品です。ぜひご賞味ください！