縦長の形が特徴的な弓削瓢柑

柑橘類の中でも文旦（ザボン）系の一種で、実はかなり昔から存在していた品種です。詳しい来歴は分かりませんが台湾から九州へ渡ってきたと言われています。見た目が特徴的な弓削瓢柑は柑橘類では珍しく、縦に長いたまご形をしています。黄色い外皮や甘く爽やかな香りは文旦系ならでは。厚めの皮をむけばジューシーさもありながらも食べやすい、程良く締まった果肉が現れます。ほろ苦く爽やかな風味ですが、見た目よりも上品な甘さを感じます。

そのままはもちろん、マーマレードやお料理にも

果皮は厚めですが、柔らかいので手で簡単に剥けます。果皮はマーマレードやピール作りにもご利用頂けます。「くし切り」にして外皮を剥いて食べると簡単にお召し上がりいただけます。種がありましたら取り除いてください。外皮の白いワタの部分に苦味があるので、しっかり切り離すことがポイントです。弓削瓢柑の持つ上品な甘さ、しっかりとした果肉感たっぷりの果汁、さわやかな香りをお楽しみいただけます。果汁たっぷりなのでジュースにしたり、香り豊かな外皮を使ってマーマレードやドレッシングを作ったりと調理にも向いています。