柑橘にはさまざまな種類がありますが、「河内晩柑」をご存知でしょうか。

ミカン科ミカン属ブンタン類の柑橘類で、大正時代、熊本県河内町の西村徳三郎氏の庭で発見され、柑橘類のなかでは遅く実をつける晩成種であるため、地名と合わせてその名がつけられました。この河内晩柑は、産地によってもその呼び名が異なります。熊本県では「ジューシーオレンジ」「ジューシーフルーツ」、鹿児島県では「サウスオレンジ」、愛媛県では「愛南ゴールド」「宇和ゴールド」「愛南ゴールド」「灘オレンジ」などと呼ばれています。

国内ではめずらしい希少な国産グレープフルーツ

グレープフルーツは、アメリカから日本に伝わりましたが、冬の低温と夏の高温多湿である日本の気候や環境に合わず、国内では栽培が普及しませんでした。そのため現在、国内で流通しているグレープフルーツのほとんどは輸入されたものです。しかし当園では、愛媛の穏やかな気候を生かし自然農法で栽培しています。国産の流通量はとても少なく、大変希少なグレープフルーツです。

限りなく自然に近い農業を目指している当園では、農薬・化学肥料を一切使用せずに育てています。自然に近い環境で育てているので、大小いろいろなサイズがあり、見栄えが良くない実もありますが、私たちの想いを理解してくださる消費者の方々と一緒に、土を、地球を、守っていきたいと考えています。 

おもてなしやデザートに

グレープフルーツは、じょうのうと呼ばれる薄皮が破れやすいので、果実を半分にカットしてスプーンで実をすくって食べるのが一般的です。ときには気分を変えて、いつもと違う切り方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ひと工夫で、おもてなしやデザートにぴったりのおしゃれな盛り付けができます。

はちみつや砂糖をプラスすると甘みが増してお子様にも嬉しい味わいに！