身体の中から潤う、秋の味覚

柿は奈良時代から食されており日本人にとってなじみが深く、非常に糖度が高い果物のひとつです。

「秋に柿を食べると風邪をひかない」・「柿は二日酔いの妙薬」など様々な言葉がありますが、柿はビタミンや現代人に不
足しがちなカロチンが豊富に含まれており、緑黄色野菜に匹敵するほどの栄養があります。栄養を摂って免疫を上げたい季節にからだが喜ぶ果物です。

渋柿は通常炭酸ガスを使って渋抜きをされることが多いですが、当園はひとつずつ焼酎をへたの部分に浸して渋抜きを施しています。渋さの秘密はタンニンと呼ばれる、ポリフェノールの一種で柿が自分の実を守るために蓄えている成分です。水に溶けやすくだ液と混じると渋味を感じることから「渋柿」と呼ばれていますが、渋抜きをすれば甘柿よりも糖度が高く味わいが楽しめます。渋抜きをしていても中にはタンニンが抜けにくいものもあります。渋みを感じた場合は皮をむいて干し柿にしたり、ラップで包み、5日ほど冷凍庫に入れると簡単に渋が抜けますのでお試しください。

渋柿・甘柿の味くらべを楽しむ

脱渋した柿は食感も良く、いつものサラダにトッピングするだけで、美味しさも彩りもアップ。鮮やかなオレンジが食欲をそそり、見た目も華やかにしてくれます。甘柿は海外で「Fuyu」と呼び親しまれ、トマトのように柔らかくなるまで熟してからスプーンでデザート感覚で食されています。
１kgあたり４～５玉、大小混合でのご用意しております。3～4人で食べくらべをするのにおすすめの量です。

農園では、さまざまな種類の果物や作物を育ており、その中には柿の樹も数本あります。少しでも秋の旬を感じていただきたく、今回数量に限りはありますが皆様にご案内いたします。この時期限定の渋柿・甘柿の2種の味わいをお楽しみください。