世界各地で栽培され、品種もいろいろ

じゃがいもはナス科の植物で、原産はアンデスの高地です。世界各地で栽培され、親しまれている野菜で、日本には江戸時代に伝わったとされています。

日本で広く知られている品種は男爵とメークインですが、今日に至るまでさまざまな品種が生まれています。

アンデスレッド

農園より初めてのご案内となり、アンデスレッドは男爵に似た形で表皮は薄く、赤い色をしています。赤い色は目に良いとされるアントシアニンによるもの。手軽に購入できるじゃがいもより流通量が少なく、珍しい品種です。
中の果肉は濃い黄色で赤い色が入ることもあり、熱を加えるとほくほくとした食感で、濃厚な甘みが特徴です。
ポテトサラダやコロッケに調理すると、素材本来の濃厚な美味しさが味わえます。

キタアカリ

1988年に品種登録された、北海道生まれのじゃがいも。今日では、ホクホク系じゃがいもの代名詞的な存在で、人気の品種です。

加熱調理するとホクホクした食感になり、甘く香りも良いため、じゃがバターやフライドポテトにすると本来の美味しさが際立ちます。また、粉ふき芋やポテトサラダにもオススメです。

煮くずれしやすいため、煮物などにする場合は注意が必要です。

じゃがいもの保存方法

じゃがいもは、低温に弱い性質で、4℃以下になるとでんぷんが変質することから、紙に包んだり、紙袋に入れて日のあたらない風通しの良い涼しい場所で保存するのが良いとされています。新じゃがいもは水分が多く長期保存には不向きのため、早めにお召しあがりください。

また、明るい場所で保管すると発芽し、有毒物質のソラニンが増えやすくなるので注意が必要です。